第9回 WellVIVA!!「もう、うわべだけの自律人材なんて要らない!」 人事も企業も、本来の姿へ。 が開催されました。
仕事も暮らしも人生も「自分らしさ」を大切にしながら、誰もがいきいきと豊かな人生を送ることができる社会を―。
そんな未来を一緒に考え、語り、1mmでも前に進めるきっかけとなる場であるオンラインセッション 「WellVIVA!!(ウェルビバ!!)」
2026年4月27日(月)「WellVIVA!!(ウェルビバ!!)」第9回が開催されました。今回は、2025年12月にリアル開催で大好評だった「人を想い、組織を育んできた人事が集う“本音の時間”」のシリーズ第二弾として、テーマ『自律』を本音で語り合う1時間となりました。
今回のテーマは、『自律』。「キャリア自律」や「自律人材」という言葉をよく聞くようになりましたが、実はうわべだけのもの、つまり、企業側の期待を押し付けるものになっていたり、結局会社や誰かから言われたことを聞いて動いている状態になってはいないでしょうか?
真の自律人材の育成には、まず自分自身が「自分にとっての自律とは何か」を、自分に問いかけるところから始まります。そのための鍵は「自分とつながること」。単なる「人材育成・人材開発論」ではなく、自分の存在価値や意義を改めて捉え直し、特に企業に勤める人の胸にあるモヤモヤを言語化しながら、これからの人事・企業・個人の関係性を共に感じ・考え・シェア・共感・共鳴する1時間となりました。
① 登壇者
【 ゲスト 】
谷本 美穂 氏
外資系企業(GE、Google)において20年以上にわたり、戦略人事、組織開発、リーダーシップ開発に従事し、グローバルリーダーの育成および事業に寄り添い変革を推進する人事パートナーとしての役割を担ってきた。日本および米国での勤務経験をもち、米国グローバル本社では次世代リーダー育成プログラムの責任者を務めた。現在は、日系企業のグローバル化を人事の側面から支援し、リーダー育成や組織変革の推進に取り組んでいる。モットーは「人の心を動かす人事」。
川崎 恵理 氏
大学卒業後、日系大手鉄鋼会社で人事部に所属。一般職採用、研修をリード。1999年からゼネラルエレクトリック(GE)にて研修マネージャー、採用マネージャー、HRマネージャー等を歴任。2014年よりドイツ系製薬会社のベーリンガーインゲルハイムでHRBP部長に就任。開発本部、管理部門、製造部門を担当。2019年よりフランス系エネルギー会社のシュナイダーエレクトリックの人事部長に就任。2021年より米系の3Mにて人事本部長に就任。2024年より現職(シンガポール系不動産投資ファンドのHR Head)。各社にて、通常の人事業務のほか、エグゼクティブアセスメント、サクセッションプランニング、研修のデリバリー、組合交渉、ダイバーシティコミッティーの立ち上げなどに携わる。
岡田 美紀子 氏
リクルートエージェント(現リクルートキャリア)や、外資系企業(GE、ユニリーバ、ベーリンガーインゲルハイム)日本法人で、通算20年以上にわたり戦略人事、採用、組織・人材・キャリア・リーダーシップ開発に従事。近年はポジティブ心理学とプロセス指向心理学を基盤に、個人と組織の強みを引き出し、能力開発や成長支援、組織変革に取り組む。
【 モデレーター 】
島田 由香
Team WAA! / TUNAGU / WellVIVA!! 主催
慶應義塾大学卒業後、パソナを経て、米国コロンビア大学大学院にて組織心理学修士号取得。日本GEにて人事マネジャーを経験し、2008年ユニリーバ・ジャパン入社。2014年より取締役人事総務本部長に就任。人のモチベーションに着目し「WAA」など独自の人事施策を多数実行、同社はForbes WOMEN AWARDを3年連続受賞した。2017年に株式会社YeeYを共同創業し代表取締役に就任。マーティン・セリグマン博士やエド・ディーナー博士、タル・ベン・シャハー博士などウェルビーイング研究の世界的権威を招聘したカンファレンスを行うなど、日本企業や社会のウェルビーイングリテラシー向上に貢献。企業の経営支援や人事コンサルティング、組織文化の構築支援などを通じて、日本企業のウェルビーイング経営実現に取り組んでいる。自身も1年の半分以上をワーケーション先で過ごすなど地域活性に情熱を燃やし、地方自治体の組織コンサルティングやワーケーションなどのコンテンツ開発支援、地域住民のウェルビーイングを高める仕組みづくりを行う。
② 真の自律人材とは?
真の自律人材の育成とはー登壇者それぞれが、自身のキャリアから見解を語りました。
■ キャリアは、自分でコントロールするもの (川崎 恵理 氏)
日系大手企業から外資系GEへ転職した川崎氏が、当時のジャック・ウェルチ氏(GE元会長兼CEO)の言葉「Control your destiny, or someone else will(自分でキャリアをコントロールしないと、誰かにコントロールされてしまう)」に出会ったのは、大きな衝撃だったといいます。以来、一貫して語ってきたのは、早いうちから自分のキャリアと人生を考える機会を持つことの重要性で、人事という仕事にとっても、ずっと変わらないテーマだと語ってくださいました。
「どうしたら社員がキャリアを考えてくれるかを問い続けてきた。そういえば、私自身も自分のキャリアについてずっと考えてきたんだなと、改めて気づきました。」(川崎氏)
■ 自律とは、心の自由を持つこと (谷本 美穂 氏)
ロンドン出張中の谷本氏は、現地から本セッションに参加してくださいました。谷本氏が一貫して語ってきたのは、自律人材とは「心の自由」を持つ人だということ。
そして、その心の自由は「自分自身とつながる」ことから生まれるといいます。次世代リーダー育成の現場で問い続けてきたのは、自分は誰で、どんな価値観を持ち、何がしたいのかということだと語ってくださいました。
「自分とつながった人は、納得があって、キラキラしている。一人一人が自分のキャリアにオーナーシップを持って、自由にいろんなことを探求できたら、個人も会社も成果が出ると思います。」
「仕事に追いかけられているんじゃなくて、自分が仕事を追いかける。それが心の自由につながっていくと思います。」(谷本氏)
■ 自ら機会を創り出し、自らを変える (岡田 美紀子 氏)
岡田氏が社会人のスタートラインに立ったリクルートには、創業者・江副浩正氏が遺した有名な言葉があります。「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」これが、岡田氏のキャリアを通じて変わらない原点だそうです。誰かに用意された機会をこなすのではなく、自分で機会をつくり、その機会を通じて自分自身を変えていける人、それこそが、岡田氏の考える自律人材の姿。そして、大切なのは、挑戦をさせてくれる、失敗も糧にできる、そんな組織の環境や仲間の存在だと、言います。
「個人の自律と、それを支える組織のあり方は、両輪で初めて成り立つものだと思います。」(岡田氏)
■ 自分が自分であれる、本来の自分でいられること (島田 由香)
モデレーターの島田が示したのは、自律の本質は「自分が自分であれる」「本来の自分でいられる」こと。つまり「自分の旋律を奏でられる」ということ。そしてその鍵は、頭ではなく心と体の声を聴く「身体知」にあるということでした。身体知を取り戻し、自分とつながり直すために島田が勧めるのは、自然のなかに身を置くこと。場所を変え、景色を変えることで、考え方も感じ方も変わっていくということを、実体験を通して語りました。
「自分の中にうまれたちょっとした違和感だったり、実はこれにとってもウキウキワクワクドキドキしているとか、戦慄が走った、これなんか面白そうみたいな、こういうものに正直であるっていうことがすごい大事」
「自分はなんて役立っているんだろう、そう感じられる瞬間って、日常の仕事の中ではなかなかない。でも地域に行って、農家さんと一緒に梅を拾うだけで、それが本当に貢献になる。そういう体験が、人を変えていくんです。」(島田)
そして、人生をより豊かに生きるためのフレームとして紹介されたのが、「人生は4つの”き”を見つける旅」であるという島田独自の考えでした。1つ目「元気」 → 2つ目「刺激」 → 3つ目「気づき」 → 4つ目「本気」。刺激から気づきへ、そして本気へ、その川を渡る勇気が、自律の核にあるのだといいます。
そして島田が示すのは、「本気」を見つけるための具体的な場としての地域・自然との関わり。梅収穫ワーケーションから始まった一次産業ワーケーション®︎を活用した自律人材の育成と地域活性を同時に起こすプログラム「TUNAGU」を通じて、参加者は自然のなかで身体知を得ることで自分とつながる感覚を取り戻し、「自分という存在が役に立っている」という、日常では得にくい実体験を通じた貢献感、達成感や自己効用感という身体知の会得につながります。それこそが、頭ではなく身体で「真の自律」を体得する道なのだと語りました。
③ 参加者の声
セッション終了後、参加者の方々から多くの感想が寄せられました。
❝ 登壇者お一人おひとりから名言が飛び交っていて、メモが止まらず聞いていました。「まずやる」「一歩勇気を踏み出す」「動けば良い」と、背中を何度も押されました! ❞ 参加者
❝ 本気を出すこと。エネルギーセンターであること。何をやっても変わらないとあきらめるのではなく、変わる、変わることができると信じて希望を持って関わることの大切さを実感しました。❞ 参加者
「自分らしい生き方・働き方って何だろう?」WellVIVA!!は、その問いに向き合い、1mmでも前に進めるきっかけとなる場でありたいと願っています。今回のセッションが、参加者一人ひとりにとってのその一歩となっていれば幸いです。
▼ 次回開催・関連リンク
次回WellVIVA!!は、2026年5月25日(月)に開催です。お申し込みはこちら(https://peatix.com/event/4998468/view)
また、「人を想い、組織を育んできた人事が集う“本音の時間”」シリーズの第三弾は、2026年7月27日(月)を予定。今回の4名(谷本氏・川崎氏・岡田氏・島田)が再び集う回となる予定です(リアル開催も検討し予定調整中ですので確定したら改めてお知らせいたします)。
最新の開催情報や詳細は、WellVIVA!!公式LINEアカウントにてご案内しています。ご興味のある方はぜひご登録ください。
▼ WellVIVA!! 公式LINEアカウント
https://lin.ee/ZIqn5Aj
▼ TUNAGU 身体知を通じた自律人材の育成と地域活性を実現するプログラム
事前説明会へのご参加はこちらから
https://tunagutunagu.com/program/845/
▼ 一次産業ワーケーション®︎
貢献作業で真のウェルビーイングを体感!
公式サイトにて各地の取り組みをご紹介しています。
https://workation1st.jp/
開催中の一次産業ワーケーション
・梅収穫ワーケーション(和歌山県みなべ町)
https://workation1st.jp/area_detail/4d4evezQ
・木こりワーケーション (石川県能登町)
https://peatix.com/event/4823661/view?fbclid=IwY2xjawQ4D7lleHRuA2FlbQIxMABicmlkETFkd0ttaW9YVXYzT25BNFFCc3J0YwZhcHBfaWQQMjIyMDM5MTc4ODIwMDg5MgABHrORhI5KW4e5kuWnDSL0vmUi-S2BfMTeD3_QfTH2boBaVYbkxY4vyRx4s4hD_aem_rEsAoCov2UDHcCv-goXnfw
▼ 株式会社YeeY
https://yeey.co/
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2026.06.01イベント
【募集開始】第11回 WellVIVA!! 2026年6月29日(月)オンライン(Zoom)開催『身体知とウェルビーイング』 世界初のウェルビーイング学部生の梅ワー直撃レポート! 社会と人のしあわせを実現する「世界初」の「武蔵野大学ウェルビーイング学部」で学ぶ3年生と、身体知とウェルビーイングについて語る1時間
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2026.06.01地域
日本一の梅産地・和歌山県みなべ町にて5年目の「梅収穫ワーケーション」を開催中|2026年5月1日〜7月9日
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2026.05.08メディア 地域
紀伊民報AGARA(2026年5月8日) 「梅ワーケーション始まる 交流が産地支える力に」
